部屋に戻り、出しっ放しになっていた服や物を少しだけ片付ける。
昨日も見られているんだからそう気にすることもないが、来ると分かってるのにあんまり散らかしててもね。
それからミニテーブルを出してセットしている内に、インターフォンが鳴った。
時計を見れば、約束していた時間の5分前。
その行動が先輩の性格を裏付けているようだ。
急いで玄関へ向かったが――、
ボクが着く前に、既に母がドアを開けていた。
「あらぁ? 昨日の!」
当然美紗か純平がそこにいると思っていたんだろう。
ドアの前に立つ響先輩の姿を確認するなり、母はやたらと高い声をあげた。
「昨日は――、突然お邪魔して、すみませんでした」
昨日も見られているんだからそう気にすることもないが、来ると分かってるのにあんまり散らかしててもね。
それからミニテーブルを出してセットしている内に、インターフォンが鳴った。
時計を見れば、約束していた時間の5分前。
その行動が先輩の性格を裏付けているようだ。
急いで玄関へ向かったが――、
ボクが着く前に、既に母がドアを開けていた。
「あらぁ? 昨日の!」
当然美紗か純平がそこにいると思っていたんだろう。
ドアの前に立つ響先輩の姿を確認するなり、母はやたらと高い声をあげた。
「昨日は――、突然お邪魔して、すみませんでした」