結局美紗の案内を頼りに、ボクらは市立図書館に辿りついた。
家からは歩いて15分程度の距離で、方角的には確かに駅に向かっていたけれど、大通りからは少しそれた分かりづらい場所にソレはあった。
こんな場所にあったら、来たことがなければ分かるはずがない。
「純平、絶対知らなかったろ」
じとっと睨みながらそう言ってやると、下手な口笛を吹きながら、純平はフンとそっぽを向いた。
改めて建物を眺めてみれば、それは古めかしいレンガ造りの予想以上に大きなもので、格式というか威厳というか、とにかくボクらがいるのは場違いなイカツイ雰囲気をぷんぷんと醸し出している。
「……本当にここでやるの?」
家からは歩いて15分程度の距離で、方角的には確かに駅に向かっていたけれど、大通りからは少しそれた分かりづらい場所にソレはあった。
こんな場所にあったら、来たことがなければ分かるはずがない。
「純平、絶対知らなかったろ」
じとっと睨みながらそう言ってやると、下手な口笛を吹きながら、純平はフンとそっぽを向いた。
改めて建物を眺めてみれば、それは古めかしいレンガ造りの予想以上に大きなもので、格式というか威厳というか、とにかくボクらがいるのは場違いなイカツイ雰囲気をぷんぷんと醸し出している。
「……本当にここでやるの?」