その日、2月12日の放課後。
来週から始まる学年末試験の準備期間で、全部活が今日から休みに入った。
純平のサッカー部が終わるのを待つ必要がないボクらは、いつもより大分早い時間に学校を後にした。
「なぁー、どうする?今回のテスト」
部活はないというのにいつもの大きなスポーツバッグを振り回す純平が、めんどくさそうに言う。
やたらと重そうなのは、普段学校に置きっぱなしの教科書の類が詰め込まれているからだろう。
いつものテスト準備期間は、放課後の図書室がボクらの勉強場所だった。
と言っても、もっぱら美紗が先生となって、ボクと純平が【赤点を取らない】レベルまでなんとか叩きこむという程度だけど。
来週から始まる学年末試験の準備期間で、全部活が今日から休みに入った。
純平のサッカー部が終わるのを待つ必要がないボクらは、いつもより大分早い時間に学校を後にした。
「なぁー、どうする?今回のテスト」
部活はないというのにいつもの大きなスポーツバッグを振り回す純平が、めんどくさそうに言う。
やたらと重そうなのは、普段学校に置きっぱなしの教科書の類が詰め込まれているからだろう。
いつものテスト準備期間は、放課後の図書室がボクらの勉強場所だった。
と言っても、もっぱら美紗が先生となって、ボクと純平が【赤点を取らない】レベルまでなんとか叩きこむという程度だけど。