身体を起こして、ベッドの脇に立つ美紗の手首を引っ張る。
力なんか入れてない、軽く引っ張っただけだ。
けれど小さくて非力な美紗は、それだけで簡単にボクの腕の中に滑り込んだ。
ふわりと揺れた美紗の髪から、いつものシャンプーの香りが広がって鼻をくすぐる。
美紗のふわふわの髪に、顔を埋める。
……クラクラするくらい、いい匂いがした。
空いている方の手で髪を一束すくって、指に絡める。
柔らかくて、気持ちいい。
んー、ずっとこうしてたい。
「ちょっと、なおっ!」
美紗が暴れるけど、全然違うんだ、ボクと美紗じゃ。
身体の大きさも、力も。
力なんか入れてない、軽く引っ張っただけだ。
けれど小さくて非力な美紗は、それだけで簡単にボクの腕の中に滑り込んだ。
ふわりと揺れた美紗の髪から、いつものシャンプーの香りが広がって鼻をくすぐる。
美紗のふわふわの髪に、顔を埋める。
……クラクラするくらい、いい匂いがした。
空いている方の手で髪を一束すくって、指に絡める。
柔らかくて、気持ちいい。
んー、ずっとこうしてたい。
「ちょっと、なおっ!」
美紗が暴れるけど、全然違うんだ、ボクと美紗じゃ。
身体の大きさも、力も。