もう何杯目かのカシスオレンジを飲んだ頃、キラが呟いた。


『りーちゃんとは、歌の趣味合うしお酒一緒に飲んでも楽しいわ』


「そう?アタシあんまり話さないけどね」


『うーん、なんて言うか、その話さないところが俺にとって楽でいいかな』



「そっか、キラってなんかやる気なしな感じだもんね(笑)」


『やっぱりわかってた?』



何気ない話をたくさんして、マスターこと卓さんの話を聞いたりと、時間は日付を変わろうとしてた。