「おいコラ」

私の後ろで、すかさず声がした。

「椅子が可哀想だろう、公共施設のもんだ」

椅子かよ!私じゃないの!?

「さぁてお前、休み時間B棟の踊り場に来い」

「なんだとオラァ?てめぇふざけんな」

男のやつが立つ。

すると女としばらく睨みあう。
眉間に皺をよせる男のやつ。
それに対して女は余裕そうだ。

「………お前がふざっけんな」

女は男の服の襟を軽々と持ち上げ、窓から投げた。

男は窓からでてしまった。

「おめーみたいな頭がおかしな生徒は勉強を教えても無理そうだな!」



………………は?