中学の頃の友達がいない。

というか、中学校の頃の知ってる人がいない。
私が中学の頃、友達なんて一人もいなかった。

今がチャンスだ。

…といっても、周りはうるさい奴らとは友達になんかなりたくない。

できれば友達になりたいが、こんな私なんて友達になってくれはしないな。

暗いし、キモいし…性格はお人好しだが、よく人に利用される。

最悪な私だ。


「ねぇなんかさぁ…………邪魔じゃね!?」

私の後ろで机に座っている不良の野郎が私を指差す。

「うざいな」

もう一人が私の椅子を蹴っ飛ばした。