「凜ちゃんおはよう!」
 「あー美咲!おはよう!」

 凜ちゃんは、同じ班の子。
 とってもあかるくて、大好きなんだ!
 
 「昨日借りた本、読めたよ!ありがとう!」
 「もうよんだの?あいかわらずはやいねー。
  もっとゆっくりでもよかったのに」
 「読み始めたら、とまらなくて。」
 
 「ねーねー凜ちゃん!わたしにも、その本、貸してくれないかなー」
 「あ!青空!いいよーかわいいからかしてあげる!」
 「やったーありがとー!凜ちゃんだいすき!」
 「もーかわいいな!青空!」
 「凜ちゃんこそ!」

 はじまった!二人のかわいいなの言い合い!

 「ラブラブでなによりです!」
 「なにいってんのー美咲!」
 「私たち、そんな関係じゃないから安心してー」
 「なにその私が青空のことが好きみたいな言い方!」
 「だってそうでしょ?」
 「そりゃ、友達としては好きだけど、わたしも青空も女だし!」
 「そんなのしってるよー!てか、美咲の恋愛話って、しないよねー
  どうなの?ほんとは。好きな人とかいないの?」
 「い、いないよ!」
 「あ!今、ちょっと考えたでしょ。」
 「そんなことないよ。いないって。まずわたしに好きな人ができて、二人  にいわないわけないじゃん!ねー青空!」
 「うん。美咲、今のところは、なにも聞いてないしいないんじゃないか  な」
 「そっか、残念。」