…………?




「…………えっとー…………パ……パ………?」


「うん………パパ…………!むぎゅ~っ!」


急に元気になったのか、俺の肩にしがみついてくる。


…………パパ……?


お父さんと離れたのだろうか……?


もしかしたら、記憶がこんがらがっているのか……?



どちらにせよ、安心する状況ではない。


ギュゥゥゥゥ


「おっ…………おえ…………」


「パパー寒いよ…………何か暖かいのちょーだいっ」


こ…………この子無駄に力強い……な………

首がちぎれそうだ…………!


「……わ、分ぐぁったがら……は…………なれよう……!!ぐぉんさんだ……!(降参だ)」


「ほ、本当!?ありがとーっパパ!!」

俺がそう言うと、女の子はスッと手を離した。


危ない危ない…………もう少しで殺られるところだった……



…………とりあえず、飲み物買ってやろう。


話はそれからだな…………