「……はー………疲れた…」


そう呟いて湯船に浸かる。

途端に体から力がふっと抜けた。





「……」







………これから、どうなるんだろう。


今、俺は上手に対応出来てるのか?



それから…………まだ会って間もない子と、これからずっと一緒に住むのだろうか?

…………いやいや、そんな事はしない……はず。


法に触れそうだし。


「……どうすれば…………」


あの時……翔といたときは黙っておこうと思ったが、やはり誰かに話したい。


………………孤児院とか……考えなくちゃダメなのかな………




「っ!!!」バチンッ


頬を叩く。


………………………痛い。


ダメだ、それは可哀想だ。

もっと他にもいい案があるはず。


……風呂に浸かると、どうしてもフワフワした思考が思い浮かぶな……


いらない思考を捨てるため、もう出ようか。






………………と、思ったが。