「母さん」は女の子を連れていた。
私と同じくらいの年の。
そして、笑っていた。
、、、幸せそうに。

そうか、私は捨てられたんだ、、、

私は恨んだ。
「母さん」をじゃない。
だって、「母さん」は私を拾ってくれたんだ。
たとえ捨てられたとしても、私はそれまでは幸せをもらえた。

だから、私はあの女が憎い。