そう!



私が思い付いた いいこと っていうのは、


若社長に決めてもらうの!




私は深呼吸を1つして、


…………………………………………………………………


コンコンコン


[あの、すみません。桜木舞です。ドレス


を4つまで決めたんですけど、そこからがな


かなか決められなくて……………………


良かったら選んでもらえませんか?]



……………………………………………?………………


まさかのシカト?!!


ちょっとムカつく私。


[やっぱりいいです。自分で決めます。あり


がとうございました。]



そう言って部屋に戻ろうとしたら、ドアが


開いて、


[ピンクにしろ。]


…………………………………トクン……………………


えっ?………………………………トクン…………?


あっ、いうかピンクだって!!


っていうかなんで命令口調なの?!




そう思いつつも、さっさと部屋に戻ろうとし


た若社長に、


[ありがとうございます!]


と心からのお礼を言った。





そして私も当然ながら、部屋に戻った。


そして10分ほどで、ヒールとアクセサリー


を選んだ。




そしたら調度、石川さんがドアをノックして


[そろそろよろしいでしょうか?桜木様]


と言われたので、私も


[はい! 今出ます!]


と言って部屋を出た。部屋の前には若社長


と石川さんがいた。