幼い頃から、私のお父さんとお母さんは交通事故で亡くなってしまった。

ひとりになった私を、親戚のおばさんが預かってくれた。


おばさんが私の世話をしてくれたおかげで、私は大きく成長した。



だが、自分でもきずいていたんだ。




私は何かがおかしいと。




鉛筆やボールペンを持つだけで、折れてしまう。



だんだんと強まっていくこの力は、人を傷つけてしまいそうで怖かった。



だから、ひとりになるために田舎に引っ越して来たのだ。