マジで意味がわかんない。
「ヴァンパイアが憎いんだろ…っ、なのに、なんで血なんて…」
「クラウスは悪いヴァンパイアじゃないから!」
コーネリアは顔を上げてはっきりとそう言った。
悪い…ヴァンパイアじゃ…ない…?
「私は…吸血鬼討伐隊の中にヴァンパイアがいるのは知っているよ。だけど、みんな良い人ばかり……クラウスだって、私がピンチの時は助けてくれた……」
「……それは、たまたまでしょ…っ近くにターゲットであるヴァンパイアがそこにいたから始末した…、結果的にそうなった、だけ…」
「それでも、私は嬉しかった!」
コーネリアは徐々に泣きそうな表情をし、俺に訴えかけるように言葉を発する。
「だから…今度は私がクラウスを助けたい!少しでも…クラウスの力になりたいの!」