その日の放課後。





やっと授業が終わったと思えば、新しい友達と遊ぶやら部活やらで、一気に騒がしくなる教室。






こいつらはほんと静かにするって言葉が通用しないみたいだ。








こんなやつらと卒業までやっていくかと思うと自然にため息も零れる。








早く帰ろうと、荷物を詰めていると、背後からこれまた女の声。










「篠崎…凌君」








またか。