「おまえなぁ、まじでウザい。つかその呼び方絶対すんなっつったろ」 無愛想な顔で俺がそう言うと 「だって、こうでもしなきゃ起きてくれないし、こっちも見てくれないでしょ?」 なんて一言。 俺を見つめるその瞳は一点の曇りもなくて、そんな彼女の瞳が俺は嫌いだった。 嫌いというよりは、苦手に近いかもしれない。 にしても凌ちゃんとか、こいつマジで超能力でも持ってんのか? あのクソ女と同じ呼び方しやがって… まじで気分ワリィ。