「…は??」
ちょっと、言っている意味がよくわからない。
急で本当に悪いと思ってるんだけど…なんて、申し訳なさそうに頭を掻いている。
「いや…急にとかの前にさ、これ初会話だよな…??なぜ俺に…?」
俺の質問を聞いて、少し照れたように頬を赤く染めると
「俺、今だからこんなんだけど、中学の時とかほんとダサくて、ずっと篠崎君が憧れだったんだよ…」
ん…??
何をどう間違ったら、俺はこのイケメンの憧れの対象になったりするんだ?
「え、てか中学ってお前南山中学なの?」
母校の名前を出してみると
「そうなんだよ!」
顔を輝かせたいい返事が返ってきた。