私の幼馴染みは物凄くイケメン。
そう、とてつもなく。

全体的に色素が薄くて、
癖っ毛の髪の毛も、濃すぎない整った眉も
何とも言えない良い感じの薄茶。
瞳の色はキレイなエメラルド色。
はだの色は白すぎない白。
母親がフランス人、父親が日本人のハーフなのだ。そりゃあイケメンだよ。

彼、芦村 幸留(よしむらしある)とは幼稚園からの付き合い。
昔から親同士の付き合いもあって仲良かった。
向こうは私をゆいとよぶし、
私はしゃると呼ぶ。
そのくらいには仲良い。

私がしゃるの事を好きだと気づいたのは
中学一年の時で、それ以前からきっと好きだったのかもしれない。
だから詳しくいつなのかはわからないけれど、今現在一途に思っている事には変わりない。
とにかく好き。大好き。
嫌いなところも沢山あるけど、
それ以上に好きなところが沢山ある。

けれど、私はこの事をずっとずっと言えないままでいるわけで……
友達からは、早く告えば?と言われるくらい。告えるならゆっている。