山崎くんが失敗するはずない…。
なら、山崎くんがいることを知っていた…?
そして、僕がいなくなったことも…?
ただ茫然とつばさをみると
つばさは平然と…
「私、右耳が聞こえなくて。
それを補ったりしてたら自然と人の気配とかに敏感になっちゃったんです。
あっ、この魚おいしー!」
「……!!」
右耳が聞こえない…?
つばさの言葉にさらに困惑する総司。
“副長に連絡してきますので…”と耳元で話すと部屋を出ていく山崎。
特にきにした様子もなくしばらくおいしそうにご飯を食べていたつばさ。
“ごちそうさま…”と食べ終わると真剣な瞳で総司に向き直った。