たく、総司も適当だよなぁ…。
あの子連れてきたの総司のくせに…
そういえば…
「総司が女の子連れてくるなんて思わなかったぜ!」
「そりゃぁ、変な格好してたんだからほっとけないでしょ?」
なにいってんの?
って顔で平助を見る総司。
「ちげぇーよ!
総司が自分から背負ってここまで連れてきたことにびっくりしてんの!」
「?」
「総司なら隊士か、一くんに任せると思ってたし」
「そうかなぁ…」
平助の言葉に悩むように首をかしげる総司。
その反応に少し呆れた表情をする平助。
自覚ねぇんだろうなぁ…。
「…まぁ、いっか…!
じゃあ俺このあと巡察だからいくわ!」
「んー…」
平助は総司に手をふりながら巡察のために門に向かって走っていった。
その姿を確認し平助の言葉に悩む総司。