それから私は
家に帰らないでずっと病室にいた。

お母さんも
今日は帰らなくていいって言ってくれた。


舜哉くんのお母さんが
家で片付けをしてくるって言って出ていった後も

私は舜哉くんの手を離さなかった。


ずっと舜哉くんの手を握っていたかった。



そして私は
いつの間にか寝てしまっていた。