「俺、生徒会長だし受験生‥なんだ。バレたら大変だろ?俺、こんな事で自分の未来を潰したくないから」

「ー…………せ‥いっ」

あぁ‥

涙ってこんなに溢れるんだ‥

「ずっと‥!そばにいてくれるって言ったよね‥?」

「あぁ、居るよ。兄妹として」

観覧車が地上につく。

「じゃあ、先戻ってるからな。杏」

そう言い観覧車を降りる聖。

「聖…!!」

かしゃん!

「い‥いやぁぁぁ‥‥!」

聖…

聖…

好きなの…っ

大好きなの…っ

私は聖以外無理なの…っ

「聖っ…聖ぃ」

こんなに…大好きなのに…

聖は、私を愛してなかったの…?