「っあ、あーそうだ!

 ハンカチ! ハンカチ借りてたんだ~」


そうそう・・・・・・、と


頷きながら教室の出口に向かう。



何故だか、本能が危険と判断していた。




「百合子!

 説明は寮でするから!

 部活見学はまたいこうね!」