万年筆に手をとり、 名前をかく欄に学年と名前を 記入した。 「よし、いっていいぞ」 「じゃあ」 もう、会うことはないだろうけど。 そう思いながらでた庭園。 わたしがでたあとで 王様がニヤリ、と笑ったことは知らない。