「わ、わかったわよ・・・・・・」



奢られよう。
そしていつか返そう。


そう決意した。



「じゃあ、僕たちがひとつずつ
 買ってあげるね」


「そうだな! どっちも着ろよ?」


そして結局、
帰り道、わたしの腕には計20万以上の
布切れがぶら下がることとなった。