「僕にだよ」と念を押して
図書室をでていった魅音。



怖いなぁ・・・・・・


かけなれないメガネをくい、と
押し上げて暇つぶしに本をめくった。



「あー、やだやだ

 幽霊なんているわけない!」


自分にそう言い聞かせた直後。


ふっと、電気が消えた。