その言葉から、僕は
髪を切る時も前髪は目元が
隠れる程度で残していた。



それから、2年経った、中3の夏。



激しい雨の日だった。
今でも耳に残っている音。


『デキの悪いお前はもう要らん』


父さんに、そう言われた。