「はいっ、はい、はいっ!」


元気よく跳ねながら
ガードマンの方に飛んでいく男子。


うん。庶民だ。


改めて確信した。


「132番の方と、1777番の方ですね」


「はい!」

「はい」


受験番号の紙をその人に見せた。