……順調に係決め、委員会決めが終わる
帰りの会の前の空き時間に、柚季や結岐くんなどが、席に集まってくる。

「疲れた、久しぶりに人前立ったわ~」

「おつかれ春~!それにしても、市川となんて災難だね」

「市川さんと何かあるの?」

「え…、あ、涼太が副議長やるなんて思わなかったんだけど!」

結岐くん困ったような表情を浮かべ、話をそらす。

「確かに、意外だよね。涼太くん」

私も、それにのる。

「あ!そういえば鈴音ちゃんってどこから通ってるの?電車通学?」

「あ、電車通学でT町からだよ」

「じゃあ、途中まで同じ電車だね。一緒に帰ろうよ、ね!いいよね春?涼太!」

結岐くんも、涼太くんも笑顔で頷いてくれるので、お言葉に甘えて一緒に帰る支度をする。