「事情聴取だよ。あ、1時間後に始めるから、よろしく」

それだけ言うと、叶亜は一方的に電話をきった。


「……事情聴取って。警察のつもり?」


文句を言いながらも、エルを起こさないように詩音は部屋から出た。