なんだか、不思議な喫茶店だ。

喫茶店に探偵でもいるのだろうか。

まさか、インチキでは……。

喫茶店に入るのをためらっていると、

「用があるのか、ないのか。ハッキリしたらどうです?」

「えっ?」

後ろから声がした。

振り返るとそこには、車いすに乗った男がいた。