友美の表情は能面のように無表情で怒りに満ちていた。

叶亜はフッと笑ってから、その場を去り食堂の前まで来た。

そっと中をのぞくと、そこには白い清潔感のあるテーブルクロスをひいている長テーブルがあり、その上には燭台が置かれている。

ドラマで観るような、そんな食堂だ。

叶亜が息を潜めて中をのぞいていると、誰かに肩を叩かれた。