「さあ。探偵さん。夫のもとへご案内しますわ」

友美が長く先の見えない広い通路を歩いていく。

レッドカーペットのような絨毯に壁には、数々の偉人たちと撮った写真が額に入れて飾られている。

叶亜は立ち止まって興味津々で、壁に飾られている写真をみていた。

友美がにっこり笑顔で詩音のもとへ駆け寄ってくる。

そして、耳打ち。

「良い探偵さん連れてきたわね。」

どこが。