紙を広げるとそこには、
『相続人 飯田愛子』と書かれている。


「こんなもの……」

ビリッッと叶亜が遺言状を破り捨てた。

皆が驚きで目を見開く。

「お、おい!!叶亜!!お前、何してっ……!!」

「大丈夫ですよ。阿部さん。この遺言状は偽物です」

「は?」