しかし、そんなもの興味ないと言わんばかりに、叶亜が鼻で笑った。 「だぁーれも、君の小さい頃の可愛い可愛い思い出話には興味ないよ」 「なっ……!悪かったですね!!というか、あなたが言ったんでしょ!アトリエもあるんだって」 「ああ。言ったよ?君の小さい頃の話を聞きたいとは一言も言ってないが」 叶亜は近くに落ちていた小枝を拾うと、 詩音に向けた。