瑠花が金切り声をあげた。 し……んと静まるリビング。 瑠花は「はぁっ……はぁっ」と肩で荒く息しながら、友美をにらんだ。 「……私はね。断ったのよ。旦那様を殺すなんてあり得ないって。でも、旦那様の意志は堅かった……。私もあの女を追い出すためならって、その頼みを了承したの。……でも、殺す直前になってから……」 瑠花がガクッと床に崩れ落ちた。