叶亜が部屋に戻ると、タイミング良くテーブルの上に置いておいた携帯が着信した。 「もしもし?」 スピーカーにして、叶亜はポケットから先程回収したビンを取り出す。 「『もしもし?』じゃねえよ!!どういうことだよ!叶亜!!」 電話の相手は阿部。 なんだか、ご立腹のようだ。