「な、何がおかしいの?」

「その言葉に信憑性はあるのか?アリバイもないのに、自分の都合が悪くなったら人のせいか。まあせいぜい署で長々と言い訳を述べるんだな」

突然の叶亜の変わりぶりに詩音と阿部以外の人達が驚きを隠せないようだった。

「さあ。署まで同行してもらおうか」

「私は絶対にやってないからね!!」

愛子は阿部をにらみながら、リビングを出ていく。