「話は署で聞くぞ。このシャツがお前のバッグの中に入ってたってのは事実だからな」

阿部が愛子の肩に手を置いた。

愛子がその手を振り払う。

「だから違うって言ってるでしょ!!それは私に罪を被せるためのっ……」

「はっはっはっ!!!」

愛子の言葉を叶亜の笑い声が遮った。