草木が憎しみに満ちた目で愛子をみた。

愛子がビクッと身体を震わす。

「でも、私と彼女は旦那様を恨んでいなかった……。これは本当です!!旦那様の死亡時刻のとき、私と彼女は一緒にいました!」

「証人は?」

「……いません。二人だけでしたから」

草木の言葉にし……んとリビングが沈黙に包まれた。