「友美さん……。あなたの疑いを晴らすためです……」

草木は叶亜を真っ直ぐ見つめた。

「あなたの言う通りです。私と彼女は不倫をしていました」

やめて……。

詩音は耳を両手でふさいだ。

聞きたくない。

「見てられなかったんです!!旦那様に暴言を吐かれ続けて……それでも彼女は必死に旦那様を看病された!!なのに……旦那様は、愛人を作った!!」