1時間後。 広いリビングに家中の人たちが集まった。 「詩音。これは何なの?」 涙を瞳に溜めた友美が詩音をみた。 詩音も叶亜の言うことを聞いただけだ。 「分かんない」 それしか答えられなかった。 「くっっだらない!!」 ソファに座っていた愛子が立ち上がる。