私、野花あみぴちぴちの高校生二年生は只今徒歩で学校に向かっております
え、今のはなんだったんだって?そんなの……私の妄想に決まってるでしょ?

ー…あぁ、最近の流行の壁ドンをいれた妄想はたまらない…っ!

あみは先程の妄想に浸りながらとぼとぼ歩いていると…


ー…ドンッ…ガンッ…


「あみせんぱーーーいっ!」

後方からあみの名を呼びながら猛ダッシュで走ってきた青年に後ろから勢いよく抱きつかれた…

「あみ先輩、おはようございます!朝からあみ先輩に会えるなんて嬉しすぎます!…ん?先輩、額押さえてどうしたんですか?」

「おはよ、大地くん…そして、これは貴方のせいです…」

青年、もといあみの1つ下の小笠原大地はあみに一目惚れしたらしくそれ以来犬のようにあみを見つけると勢いよく抱きつく

そして、今…勢いよく抱きつかれたことによって目の前にあった電柱に額をぶつけたのだ


ー…じ、地味に痛い…毎回勢いよく抱きつくから毎回私どこかしらうつんだけど…これ新手のいじめ…?