「パレード見よっか」


「うんっ」


あれから、

いろんな

乗り物に乗って

美味しい

ご飯も食べた。


空はすっかり

暗くなっていた。


「凄い人だな」


パレードを見ようと

集まってきた

人たちは

凄い人数だった。


「いなくなんなよ?」


そう言って、優介は

私を自分の

ほうに引き寄せた。


「照れてる」


「照れてないよっ」


「いいや、照れてる」


「照れてないっ!!」


そんな言い合いを

していると

パレードは始まった。