私たちは、

手を繋いで

暗くてなにも

見えない部屋

に入っていく。


「ゃあ…っ」


「ぷっ、

成美可愛いっ」


怖がる私を見て

ぷぷっと笑っている優介。


「ギャアアアアアアア!!!!!」


「いやぁああぁぁあぁ!!!」


「ふぇ…んっ」


「もうゃだあ…!!!」


そんなことを言いながら

私たちは出口を

見つけて走った。