「嘘だよ♪

おいで――…?」


俺が手招きをすると

ちょこちょこと

近づいてくる成美。


「いってらっしゃい

のチュウして」


「な…っ」


赤面して、

固まった成美。


だけど、案外すぐに

もとに戻って

口を開いた。


「目…閉じて?」


「ん」


俺は、成美の

言う通りに目を閉じた。


ちゅ…