そう言って、俺は

真帆ちゃんが持っていた

皿を取って、洗った。


「巧くんって優しいね」


「そうかあ?」


「うん」


そう言って、少し

照れた真帆ちゃん。


この時、俺は

自分の気持ちに

気付いた――…。


「真帆ちゃん――…」


俺は後ろから

真帆ちゃんを抱きしめた。


「たたたたたたた

巧くん!!??」