後ろから

抱きしめられてたから、

お互いの顔が見えなくて、

私はたちは向き合った。


巧くんは、

私の言葉を聞き

ニヤッと笑って

再び巧くんの顔は

私の耳元にきた。


そして、

そっと呟いた――…。


「それはね…

恋っていうんだよ――…♪」


そう言って

巧くんの顔は

耳元から離れて

今度は私の顔に

近づいてくる――…。