「い、嫌だよっ!!!」
「生徒会長命令です」
うっ――…。
こんな時に
それを使うか…。
この学校は
生徒会長命令は
絶対で
先生までもが
逆らうことは
できない。
「――…セコい…」
「セコくありませ〜ん」
「っ…!!!」
私は
何も
言えなくなり
俯いた。
「帰るっ」
悔しさに
耐えられず
私は
生徒会長の
部屋を出た。
「ムカツク〜!!!!」
私は
廊下の床を
足でドンドン
叩いた。
あ、そういえば
私の部屋って
生徒会長の
隣だったっけ――…。
ガチャ…
「うわぁ…!!」
新しい部屋には
きっちりと
荷物が
置いていて
家具も
綺麗になっていた。
「ここまでしなくても…」
そう思いながらも
新しい部屋に
興奮気味の私。
ベッドに
寝転がっていると
ウトウトし始めて
いつの間にか
眠っていた――…。