少し頬を染めながら言う会長。

「そ、それってただの職権乱用なんじゃ」

「まぁ……そうとも言うな」

か、会長がこんな人だなんて知らなかった。

「ちなみに…私に…拒否権は?」

「有るわけ無いだろう?」

……やっぱり。

やるしかないのかぁ。

「これに名前や学年、組などの必要事項を書いてくれ」

会長が書類を出してくる。

名前……学年……組……年齢……3S……。

3S?なんだろう……。

「あの……3Sってなんですか?」

「3S?ああ……それはね」

会長はこちらににじり寄りながら答える。

「スリーサイズだよ」

「へ、変態!」

思わず左手に持っていた鞄を会長に叩きつけた私。

会長は衝撃を受けた反動で後ろに倒れる。